2010年 06月 23日
お互いの言い分
あ、落ちた!
と人は思う。
でも馬は
そんなつもりはサラサラないようだ。
物の考え方、捉え方は千差万別。
自分はたいしたことないって思っていても相手をひどく困らせたり
時には傷つけたりするもんです。
人は落とされた、馬からしてみたら勝手に落ちたなんて考え方の違いがあったりして。。。
ちなみに私の場合は十中八九、私が勝手に落ちてるから馬達よ、心配するな!
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by den-bori-ken | 2010-06-23 14:46 | 馬 | Comments(6)
手入れ中に肩を思い切り噛まれてしまい、馬を叱ってしまいました。
でも、後から「ひょっとして、悪気があって噛んだのではないかも。。。」と思うようになりました。
馬の気持ちと人の気持ちが一致するのって本当に難しい。分かりあえる関係になれるのが理想ですが。。。
私には違いがわからないのですが、指導員から見て馬が落としたのと人が落ちたのがあるようで、馬に原因がある時は反省会です。
落した後、指導員に30分みっちり乗られるとか、ぐるぐるまわされるとかしてます。
人が落ちた時は厩舎に帰れます。
「落した」という意識はあるみたいで、落ちた後馬場の入口に向かいます。帰れると思うみたいです。
だいたいの方は痛みよりも精神的にめげて休憩室に行くのですが、私はその帰りぶりが腹が立つので即乗ってやります。
「そうはいくか!」と。何の意地だか自分でも謎ですが。
反省させられます。
確かに馬からしてみれば、
「勝手に落ちた」場合が殆どでしょうから。
暴走して落とされた事も有りますが、
私は「自分のせい」と落ち込みます。
ウチのクラブは原則的に、
落馬したらその場で再騎乗してレッスン再開です。
(落馬したまま動けない以外は。
怪我とか骨折している場合がありますから、
でも、私は落馬して坐骨骨折していたのに
その時は骨折していたと思わず、
痛さで涙を流しながらレッスンを続けました)
「騎乗者を落としたらレッスンは終わりで馬場から帰れる」
と馬に思わせないようにするのか、
騎乗者に、落馬して落ち込みと恐怖を抱えたままで終わらせず、
その後で、上手く馬を乗りこなして気持ちを挽回させ様とするのか・・・
馬の方に問題が有る(指示を聞かなくて勝手に動いていた)場合は、指導員が乗って調教してから、
落馬者を騎乗させてレッスン再開します。
「おまえなぁ!重いんだよ!」
「いててっ!拍車が入ったじゃねぇか、跳ねたるぞ!」
「よし!脚の合図だね、走るぞー!!」
「とまれっていってんの?動けっていってんの?どっちだよー?」
いろんなこと言ってると思いますが、まだまだよくわかりません。
万能翻訳機が欲しいけど、馬の言葉が分かってしまったら、落ち込んで騎乗ができなくなりそうです。